院長からのご挨拶
開業5周年のご挨拶
こんにちは、当クリニック院長の佐藤厚夫です。
当院もお陰様で開業以来5年が経ちました。当院を信頼して通っていただいているお子さんとご家族のみなさんに、あらためて御礼申し上げます。
この5年間のうち3年あまりは、新型コロナウイルス感染症対応に忙殺された日々でした。みなさんもとてもストレスの多い毎日を過ごされていたことと思います。実際にコロナに感染して大変だったお子さんやご家族の方も少なくないでしょう。その時に当院はきちんとみなさんのお役に立てていたでしょうか?ぜひお声を聞かせていただきたいと思っています。
そして、社会はようやくポスト・ウイズコロナのステージに入りました。日常生活もだいぶコロナ以前のリズムに戻ってきています。しかし、コロナの流行とそれがもたらした社会の変容は、こどもたちに心身両面で根深い影響を残していると言われています。私自身が専門としてきた小児の救急・感染症・総合診療の知識と経験を提供することを柱にしつつ、今そしてこれから、地域のお子さんたちに対して当院が果たすべき役割について、あらためて考えていきたいと思っています。
これからも、スタッフ一同、日々精進してまいります。今後ともたかさか小児科をどうぞよろしくお願いいたします。
令和5年6月
たかさか小児科院長 佐藤 厚夫
〜推薦の言葉〜
佐藤厚夫先生は、20年にわたって地域の基幹病院で診療経験を積まれた「小児救急医療のスペシャリスト」で、学会でも指導的立場で活躍されている先生のお一人です。その佐藤先生が院長に就任される「たかさか小児科」は間違いなく地域のみなさまの健康を守り、信頼される医療機関になると思います。
日本小児救急医学会理事長 長村 敏生
(京都第二赤十字病院副院長・小児科部長)
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経歴
- 平成6年
- 横浜市立大学医学部卒業
- 平成10年
- 横浜市立大学大学院卒業
旭中央病院初期研修医 - 平成12年
- 横浜栄共済病院小児科
- 平成14年
- 藤沢市民病院小児科(16年より同医長)
- 平成19年
- 藤沢市民病院こども診療センター小児救急科医長
- 平成24年
- 横浜労災病院小児科および救命救急センター小児救急部副部長
- 平成27年
- 横浜労災病院こどもセンター小児科部長
- 平成29年
- 横浜市立大学医学部医学科非常勤講師兼務
- 平成30年
- たかさか小児科院長
資格
- 医学博士
- 日本小児科学会認定専門医・指導医
- 日本感染症学会認定専門医・指導医
- 日本小児感染症学会認定暫定指導医
- 日本化学療法学会認定指導医
- インフェクションコントロールドクター
- 元・米国心臓協会認定PALSインストラクター
- 元・米国集中治療学会認定PFCCSインストラクター
所属学会(役職)
- 日本小児科学会(代議員、神奈川地方会幹事)
- 日本小児救急医学会(代議員、編集委員会委員、社会保険委員会委員)
- 日本感染症学会(評議員)
- 日本小児感染症学会(評議員、専門医検討委員会認定医ワーキンググループメンバー)
- 日本環境感染学会(評議員)
- 日本小児集中治療研究会
- 日本化学療法学会
- 日本子ども虐待医学会
その他役職
- 前・神奈川の救急医療をになう若手小児科医ネットワーク(YPNEK)代表世話人
- 前・横浜市児童虐待防止医療ネットワーク(YMN)世話人
- 前・横浜市メディカルショートスティ調整会議委員
これまでのおもな発表論文
- 日本小児救急医学会・小児救急重篤疾患登録調査への登録データベースは自施設におけるChild Death Reviewの基礎資料となる 日本小児救急医学会雑誌 2020, 19: 181-184.
- アンケート調査からみた小児人口減少下における病院小児科外来患者数,入院患者数の変動 日本小児救急医学会雑誌 2019; 18: 352-357.
- 小児人口減少下における小児入院医療への地理的アクセスの検討 日本小児救急医学会雑誌 2019; 18: 22-27.
- 小児における熱傷後Toxic Shock Syndrome Toxin-1関連発疹症の2例 皮膚科の臨床 2019; 61: .311-315.
- Kimura’s disease in a preschool child with suspected tuberculosis Pediatr Inter 2018; 60: 665-666.
- Fever Responses Are Enhanced with Advancing Age during Respiratory Syncytial Virus Infection among Children under 24 Months Old Tohoku J. Exp. Med., 2018, 245, 217-222.
- 第1報 小児救急重篤疾患登録調査の内容と全体集計結果〜全国規模のデータベース構築の試み〜 日本小児救急医学会雑誌 2018; 17: 565-567.
- 第2報 新たに人工換気療法を実施した症例のまとめ〜小児救急重篤疾患登録調査(Japan Registry System for Children with critical disease; JRSC)の集計結果より〜 日本小児救急医学会雑誌 2018; 17: 568-569.
- 第3報 化膿性髄膜炎症例のまとめ〜小児救急重篤疾患登録調査(Japan Registry System for Children with critical disease; JRSC)の集計結果より〜 日本小児救急医学会雑誌 2018; 17: 570-571.
- 第4報 新たに虐待が疑われた症例のまとめ〜小児救急重篤疾患登録調査(Japan Registry System for Children with critical disease; JRSC)の集計結果より〜 日本小児救急医学会雑誌 2018; 17: 572-573.
- 第5報 死亡症例のまとめ〜小児救急重篤疾患登録調査(Japan Registry System for Children with critical disease; JRSC)の集計結果より〜 日本小児救急医学会雑誌 2018; 17: 574-575.
- 入院時には川崎病と診断されていなかった川崎病症例の臨床経過.小児感染免疫 2017; 29: 249-252.
- 川崎病における免疫グロブリン療法後のリバウンド熱に対する管理指針の提案.小児感染免疫 2016; 28: 139-143.
- Inadequate sociomedical evaluation of possible abusive head trauma in Yokohama. Pediatr Inter 2016; 58: 445-449.
- 子どもの死亡登録・検証委員会報告 パイロット4地域における,2011年の小児死亡登録検証報告―検証から見えてきた,本邦における小児死亡の死因究明における課題.日本小児科学会雑誌 2016; 120: 662-672.
- 7価肺炎球菌結合型ワクチンによる小児肺炎球菌性中耳炎の減少効果.小児感染免疫2015; 27: 265-270.
- Chylothorax associated with child abuse.Pediatr Inter 2015; 57: 1202-1204.
- Bacterial meningitis after radiofrequency diathermy for adenoid hypertrophy.Pediatr Inter 2014; 56: e11-e13.
- 横浜市における小児救急をテーマとした新しい双方向性勉強会の試み.医学教育2013; 44: 261-263.
- 当院小児救急外来を24時間以内に予定外再診した患者の実態調査.日本小児救急医学会雑誌2010; 9: 26-30.
- 当院救命救急センターにおける小児外傷診療からみた「小児救急医」育成にむけての現状と課題.日本小児救急医学会雑誌2009; 8: 282-287.
- 重症細菌感染症鑑別クライテリアを利用した生後3ヵ月未満の発熱児の管理.日本小児救急医学会雑誌2009; 8: 16-20.
- 当科で経験した眼窩および眼窩周囲蜂窩織炎19例の臨床的検討.小児感染免疫2009; 21: 112-116.
- 当科で経験した化膿性髄膜炎19例の臨床的検討ー早期診断におけるけいれんと血糖値の役割ー.日本小児救急医学会雑誌2008; 7: 145-149.
- Toxic shock syndrome toxin-1-mediated exanthematous disease in a burned infant.Pediatr Inter 2007; 49: 403-405.
- 川崎病治療における段階的治療戦略の有効性と免疫グロブリン大量療法不応例予測スコアシステム.小児感染免疫2006; 18: 231-238.
- 乳児期早期の発熱児における重症細菌感染症鑑別のための実践的criteriaの提案.日本小児救急医学会雑誌2005; 4: 145-149.
- 小児全身性肺炎球菌感染症33例の臨床的検討.感染症学雑誌2001; 75: 1007-1013.
- Characterization of TEK receptor tyrosine kinase and its ligands, Angiopoietins, in human hematopoietic progenitor cells. Inter Immnuol 1998; 10: 1217-1227.
これまでのおもな著書
- 今日の小児治療指針第17版.第2章 治療手技 浣腸・摘便.医学書院(東京),2020,p60-61
- PALSプロバイダーマニュアル(ガイドライン2015準拠).パート8 ショックの認識.シナジー(東京),2018, p171-195.(翻訳)
- 症例から学ぶ感染症診療のコツ Ⅲ.治療にコツを要した症例 右殿部〜大腿痛と発熱を主訴に救急搬送された9歳女児.小児科診療2017; 80: 1111-1114.
- 症例から学ぶ感染症診療のコツ Ⅱ.検査にコツを要した症例 熱傷6日後に発熱,全身びまん性発疹をきたした9か月男児.小児科診療2017; 80: 1071-1074.
- 子ども虐待の画像診断.エビデンスに基づく医学診断と調査・捜査のために.第Ⅲ部 内臓損傷およびその他の虐待・ネグレクトによる損傷 第23章 その他の虐待・ネグレクトによる損傷.明石書店(東京),2016, p641-663.(翻訳)
- 小児および若年成人における突然死.病気・事故・虐待の適切な鑑別のために.第2部 非意図的損傷 第2章 事故.明石書店(東京),2015, p15-105.(翻訳)
- PFCCSプロバイダーマニュアル第2版.17 悪性腫瘍および血液疾患による危急事態と合併症. FCCS運営委員会,日本集中治療教育研究会,2015, p17-1 - 17-23.(翻訳)
- 当直医のための小児救急ポケットマニュアル.Ⅱ.5. 脱水.中山書店(東京),2014, p64-68.
- 代表的な症例と特殊な病態 24.胃腸炎関連痙攣.救急・集中治療2013; 25: 1420-1424.
- アウトブレイク事例から学ぶ・バンコマイシン耐性腸球菌の院内感染事例.公衆衛生2013; 77: 902-905.
- 藤沢市民病院バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)院内感染アウトブレイクに関する報告書.http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/hospital/news/documents/20120518_vrereport.pdf(2017年11月30日現在)
- 今日の救急治療指針第2版.Ⅲ. 小児救急 2.各論・発疹医学書院(東京),2012,p506-510.
- 重症疾患を見逃さない小児の救急・当直診療.第3章見逃すと危険な疾患・外傷 1. 脳炎,脳症.羊土社(東京),2011, p136-142.
- おもな症候の鑑別診断とピットフォール 発熱.小児科診療2011; 74: 357-361.
- その他の疾患/病態別対応法 乳児期早期の発熱.小児内科2009; 41: 636-638.
- ヒトパルボウイルスによる紫斑症.小児内科2008; 40: 559-561.
- 専門医のための血液学レビュー'98-'99.造血幹細胞.総合医学社(東京),1998, p3-9.